もし私がいなくなったとき、このデータたちはどうなるのか。
2017年8月16日
お盆時期だからでしょうか。
朝のTVでデジタル終活の特集がされていました。
我が家は昨年、夫が脳出血で倒れています。(今は退院しています)
夫はそれほどネット活動はしていないのと、家計は私がもっており、PCのデータも見ることができたので、幸いネット関係についてはあまり問題になりませんでした。
しかし逆に私に何かあったときどうなるのだろう…、と考えさせられました。
Adobe製品、Evernote、レンタルサーバー、ドメインなど、いくつものwebサービスに課金をしています。クレジットカードで自動引き落としされているので気が付かなければ私がいなくなったあとも延々お金が引き落とされ続けることになります。
SNSやブログもあちこちに登録しています。
そこに書いたデータや特定コミュニティだけでの友人たちについてどう対処するのか。
そして、一番の問題が仕事。
業務が進行中だった場合、どこにも引き継ぐことができません。
制作会社などでしたら、私の状況がわかった時に他に対応できる人を探したりできるでしょうが、個人の方やweb担当のいない方たちとお仕事していた場合はどうなるのでしょうか。
どんな対策をはじめているか
1.まずはお互いのスケジュールを把握できるように。
今までは「●日でかけるね」とか口頭伝達でしたが、カレンダーアプリを使うことにしました。
が、夫はやる気がなくスケジュールを全部聞きだして私が登録しています…。
2.とにかくデバイスにアクセスできるようにしておく。
デバイスにロックをかけるのはいまや常識。
各機器のログインIDなどをNASの共有フォルダーにおいておくようにしました。
3.課金しているサービスがわかるようにする。
2.のデバイスIDと同じNASの共有フォルダーに課金してるサービス一覧をいれています。
4.現在進行中の仕事がわかるようにしておく。
クライアントの連絡先、作業データの場所などをプロジェクト管理ツールを使ってわかるようにしようとしているのですが、これも夫は覚える気がありません…。
後遺症で理解力ややる気が落ちているのだと思いますが、態度が他人事すぎて辛い。
5.クライアントが自身で管理していけるようにする
サイトの制作業務は難しいと思いますが、例えばドメインやレンタルサーバーの更新など、サイトの根幹にかかわる部分はクライアント側でやってもらうようにします。
私の方ではマニュアルを用意したり、操作を一緒にやったりということでフォロー。
SNSや記事の更新を通常業務として行えるような仕組みをクライアントと一緒に作っていく。
といった感じでしょうか。
まだまだ、課題は沢山ありそうですが、万が一を考えて準備は進めていきたいと思っています。
※NASはネットワーク接続されているHDDのことです。
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